Paving
 ガーデンの中の道は、やはり自然の素材で  
  永土で固めたお庭の道、さらに煉瓦やタイルを利用して洋風のガーデンにまとめました。
標準煉瓦を並べで花壇の土留めをしたり、靴がどろんこにならないようにガーデン・パス(庭の小径)をつくる。
たとえば、花壇からウッドデッキまで、バラ園からガーデン・シェッドまで・・。
毎日の移動が便利で、植物の管理も考えた煉瓦やテラコッタを並べた径づくり。
  動線だけで考えるただの『通路』ではなくて、お庭を魅力的に見せてくれて、
ちょっと寄り道して楽しめるような『アプローチ』。
なるべくコストをかけずに、実用との兼ね合いを見ながら、 不便を感じないことが
ポイントです。 お庭につくったいろいろな小径、ぜひご覧ください。

  アベリア横のメインパス。
ところがニセアカシアやシマトネリコが大きく葉を伸ばして通せんぼ。

枝を切ろうかな? 冬までは小さくなって通ろうかな・・。
  テラコッタのパスには、元気がいいクラピアを植える。
いえいえ、除草した元気が良すぎるクラピアを、
捨てないで埋めておいただけ。
半年もすると一面のクラピア草原になってしまう。
クラピアの生命力には脱帽。
  メインパス同士をつなぐブランチパスは
植栽の管理をする時にも大切。
ショートカットもできて、大助かり。
他にも花壇の裏側に回り込むためのパスや
水やりや管理のための小径も。
  パス作り名人のリエ嬢。
ぐらつかない煉瓦の置き方にはちょっとコツがある。
プロの施工では砂利敷きの上に煉瓦を並べ、水平とぐらつきを一挙に押さえ込む。
しかし、砂利を敷いてしまうと庭のレイアウト変更で土に砂利が混ざってしまう。
そのため、土をふるいにかけて砂利のように下地に利用する施工方法にしている。
煉瓦は土に馴染んでぐらつきがでない。
  そこから分かれる花壇へのパス。
植物の状態を見たり、枯れた葉のチェック、水やりなど、
植物を管理する時に1歩2歩踏み込めるポイントがあるととても便利。
靴も汚れることがなく作業できてとても快適!
テラコッタのカラーが花壇のワンポイントにもなってちょっとおしゃれかな。
  野菜畑に回り込むパス。
ネコ(一輪車)が通りやすいように煉瓦三列のパス。
両側のデコレーションは昔の土管。
ミスマッチのデザインで洒落た雰囲気は無いけれど、
半世紀前のご先祖様が茶碗屋をやっていた時の商品の売れ残り。
大きなけやきの木だけが知っている昔々のなごりを庭の片隅に。
  庭の主「ミルク」も煉瓦の上を歩く方がいいみたい。
できたてほやほやの煉瓦の径をさっそく闊歩。
ここにもクラピアを増殖中。
  ウッドデッキ前のアプローチ
ウッドデッキへのアプローチはお庭の入り口でもある。
テラコッタのイメージと明るいイメージを大切に考えて、煉瓦と薄ピンクの小石を利用して明るくまとめる。
メインのステップは他の小径で使用しているテラコッタタイルを共通に使用している。
煉瓦とウッドデッキの隙間にタマリュウを並べてみた。
このアプローチの地下にはウッドデッキの配水管やガス、水道などの 配管があり、煉瓦をきれいに並べるためには全体のレベル出しに苦労した。 配管や根に当たるところは煉瓦を切りかいて設置している。
 
   
   


 使用した材料と道具たち  

定番の赤レンガ。
ホームセンターで
80〜100円/1個で
購入できます。
テラコッタタイル。
主に23×23サイズの
ものを使用。
ピンコロブロック。
アンティーク調の
雰囲気のある
ペイビング造りに。
玉砂利。
レンガやタイルの隙間は
これでカバー。
防草シート。
砂利や煉瓦の下に
敷くことで
雑草の繁茂を防止。

スコップ、シャベルなどは
用途にあわせて
大小あると便利。
夏の作業の場合は
蚊取り線香などの
虫よけグッズも
お忘れなく!
レンガやテラコッタを
切削するには
サンダーを使用。
石やごみを選別するのに
土ふるいを使用。
この地道な作業で
仕上がりに差が出ます。
水準器は
ペイビング作業に
欠かせない道具。

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